少子化の因とは何か

学術的根拠はありません。

然し、1時代を変革激動という言葉で言われる時を過ごしてきている者として、その少子化とは人とその人の社会の健全性の損なわれている結果としての現象ではないか、と思わざるを得ない見解を持つものです。

人がどこまでも霊長類ヒトであるなら集団の中の個体として、生物としての人は健全な営みをするはずです。然し、1社会を思う以上に自己本位を表す人間が増えるなら、人の社会の健全性は損なわれ不健全な社会が形成されていき、健全性が損なわれた社会は不健全な社会に相応しくその人口を減じていくのではないでしょうか。つまりは、1社会の不健全性は雌雄別個体の生物に於いてはその子孫繫栄に先ずは敏感に現れるのではないかと思う次第。


以下にその私見。


  • 拒婚、離婚、同性婚。これは人の世の非健全性の結果であり、これが少子化の因ではないか。
    • 恥とは、他人に知られたくない自分個人に有る事が他人に知られた時に生ずる意識
      1. 独身でいることは恥である
      2. 離婚は恥である
      3. 同性を伴侶とすることは恥である
    • 以上は人の健全性による
    • 然し、これを無恥とする社会は人の非健全性による
    • 何故に人の社会でこの非健全性が培われてきたか
      1. 第2次世界大戦で世界は人口を激減させ、終戦後その反動で人口増加政策(産めよ増やせよ)もあり急速に人口を増加させた(日本に於いては所謂「団塊の世代」)
      2. この団塊の世代が戦後、それまでの価値観を過激に覆し新時代・新文化・新社会を造ろうとした(過激派による革命的過激な共産社会指向、被服等身なりへのファッションの変革、アングラ文化、等)
      3. 然し、この団塊の世代とそれに引きずられていったそれに連なる世代は結婚に於いては保守的で婚姻の慣習は人としても生物としても健全性を保っており結婚願望は強くあり結婚は自然の裡に為されていった(この世代に於いては独身・離婚・同性の伴侶は依然として恥であった
      4. 然し、従来の価値観への破壊を試みたその自由を探望した意識は、結婚はすれど束縛を嫌い離婚の選択肢を自分達の人生に置いた
      5. この離婚の自由を置かれた社会は、やがて独身賛歌(拒婚)と、そして誤った人権意識が拍車を掛けた同性婚をも生み出していった
    • 拒婚・離婚・同性婚の少子化現象を生み出した社会の非健全性は、戦争による人口減少の反動による急激な人口増加と一体となった国再建の過程で産み落とされた新世代の者達が、国再建ならぬ新たな価値観を手に入れようと社会への過激な変革を求めそれが未完失敗に終わった、その置き土産である
    • この置き土産の中に家族・肉親・親族間での殺人事件が日本の国の場合、殺人事件全体の5割りを占めるという異常な社会も生み出しているのではないか
    • この置き土産に、釣り合いの取れない誤った人権意識が入り込み、男女平等参画政策、男女の育児休暇制、同性婚の制度化等で一層の不健全性が生じていると言わざるを得ない事態である
    • 異性の伴侶を求めてそれを得る。結婚に責任を持ち両者共に理解しあい生涯を送る。女性は母親でありその子供は常に母親が家庭に留まっていて安心を得、育まれていく。夫婦揃っているのが子の為である。等の「親子、家庭、家族」という最低最小基本単位の1社会の健全性が養われていくなら、その最低基本の最も小さい「家族社会」の総体である1国の社会は健全性を取り戻すことになろう。
    • そうして、1国家社会に丁度いい人口が得られるべく子の出産が為されていく、と思われる。これに必要な社会環境を整えていくのが政治の施策である

2023/01/18___以上/

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